黒耀石体験ミュージアム/原始・古代ロマン体験館
目次

私たち「マバタキファー ム」は、農業の土台とは 「肥料や資材」ではなく、土そのものが持つ働きにあると考えています。そして、その中心にあるのが、目には見えない微生物の存在です。
なぜ、微生物に注目しているのか?
土の中では、微生物か中心となって次のような流れが生まれています。
・有機物を分解する
・分解された栄養を植物が吸収する
・植物の根が微生物の働きを助ける

この流れがうまく回ることで、
・根がしっかり伸びる
・環境の変化に強くなる
・味や品質か安定する
といった状態につながります。
一方で、農薬や化学肥料に頼った環境では、この微生物の働きか弱まり、土本来の力が発揮されにくくなることがあります。そのため私たちは、微生物がきちんと働く土の状態を整えることが、農業の基本だと考えています。


これはもちろん、縄文時代という何千年も前の微生物そのものが、そのまま今現在も生き残っている、という意未ではありません。とはいえ、微生物は世代交代を繰り返しながら、同じ土地・同じ水・同じ鉱物環境の中で、連続的に命をつないできた存在です。ですからその意味で、微生物群は「縄文時代から続く生態系の延長戦上にある」と考えています。
この取り組みを行っている長野県長和町・大門地区は、縄文時代から人の営みか続いてきた土也です。
この地域には、
・黒耀石の地層を通る水
・蓼科山系の清らかな水の流れ
・火山由来のミネラルを含む土
・そして実際に、縄文遺跡が残る土地
といった特徴あります。
こうした自然と歴史か重なった環境の中で、長い時間をかけて土と微生物の関係か育まれてきたと考えられます。
それで、私たちはこの土壌環境に、現代の農業を見直すヒントがあるのではないかと考えています。

現在、私たちは次のような取り組みを進めています。
・土壌分析による状態の確認
・微生物のバランスの把握と記録
・有機物や発酵を活かしたづくり
・根の状態や土の構造の継続的な観察
・農薬や化学肥料に頼らない栽培管理
こうした積み重ねによって、微生物が働きやすい土の環境を少しずづ整えています。
そして、その変化は、すでに結果にも現れ始めています。
実際に育てた無農薬米「豊瞬」では、食味値90点を超える評価が出ており、これは外から何かを加えたことによるものではなく、土の状態か整ってきたことによる一つの表れだと考えています。

このプロジェクトは、一度きりで完結するものではなく、時間をかけて続けていく取り組みです。
今後は、
・土と微生物の状態を継続して記録すること
・田んぼごとの違いを整理すること
・品質や収量との関係を丁寧に見ていくこと
これらを一つ一つ積み重ねながら、その土地に合った形で土壌環境を育てていきます。そしてこの取り組みを通じて、農業だけにとどまらず、次の世代へつないでいける環境づくりにもつなけていきたいと考えています。